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    気象と心筋梗塞
 

 

 

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虚血性心疾患(ischemic heart disease)
 心筋に対する酸素供給が、心筋が必要とする酸素の需要を満たすことができないために生じる、一連の心疾患を虚血性心疾患と呼びます。心筋に対する酸素不足が一時的なもので、酸素不足状態から酸素が満たされた状態まで戻ることができる場合を狭心症、酸素不足状態が高度で心筋に壊死が生じた状態を心筋梗塞といいます。

狭心症・心筋梗塞の症状
 胸の中央の胸骨の下あたりが痛み、冷や汗がでるほどの激痛が走ります。また左の肩腕に痛みがひびくこともあります。痛みが激しく、15分以上発作が続く場合には心筋梗塞で、急を要します。

心筋梗塞の発症
 一般に人体は、平均気温に順応しているのですが、周囲の温度が急に変わるようなときには、体温を調節するために心臓は適切な程度を越えて仕事をし、血液の循環調節を行って体温を一定に保とうと努める。そのために心筋が必要とする酸素の消費量は増大し、これに冠攣縮が加わることで心筋への酸素供給量が減少すると、心筋梗塞が発症しやすくなる。一般的に、温度上昇に対応するときとりも、温度下降に対応する時のほうが、発症しやすくなる。

気象状態と心筋梗塞の関係
 心筋梗塞症が発症しやすい時間帯は朝の7〜12時に大きな山と、午後に小さな山があります。心事故が朝方に良く発症する理由としては、朝方は体が動き始めることによって心拍数が増加し、血圧上昇、心筋収縮量の増加などがあり、その結果として心筋への酸消費量が増大するのですが、心筋酸素供給量は逆に減少しやすく、心筋梗塞発生の閾値が下がることがあげられます。
 また急性心筋梗塞は夜間の睡眠中に発症することが多く、夜または明け方にふとんから起きて排尿に行った時やその直後、また食事中および直後、朝起きてまだ何もしていないときに発症することが多いので注意が必要です。
 したがって、寒い日の朝などに急に運動をするときは注意が必要です。