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    無理と無知でおこる熱中症をなくそう!
 

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 熱中症を防ごう


熱中症予防の8か条

1.知って防ごう熱中症


2.暑いとき、無理な運動は事故のもと


3.急な暑さは要注意


4.失った水と塩分を取り戻そう


5.体重で知ろう健康と汗の量


6.薄着ルックで爽やかに


7.体調不良は事故のもと


8.あわてるな、されど急ごう救急処置


熱中症(heat-toxication)

 熱中症とは、暑い環境で生じる障害の総称で、以下のような病型があります。スポーツ中に主に問題となるのは「熱疲労」と「熱射病」です。

  1. 熱失神 : 皮膚血管の拡張によって血圧が低下し、脳血流が減少しておこるもので、めまいや失神などがみられます。熱失神になると顔面蒼白となり、脈は速く弱くなります。
  2. 熱疲労 : 脱水による症状で、脱力感や倦怠感、めまい、頭痛、吐き気などがみられます。
  3. 熱痙攣 : 大量に汗をかいた状態で、水だけを補給すると血液中の塩分濃度が低下し、このときに足、腕、腹部の筋肉に痛みを伴った痙攣が起こります。
  4. 熱射病 : 体温の上昇のために、中枢神経に異常をきたした状態で、意識障害(応答が鈍かったり、言動がおかしい、意識がなくなるなど)が起こり、死に至ることが多く見られます。

熱中症予防のための運動指計
WBGT 湿球温 乾球温    
運動は原則禁止する WBGT31℃以上では、皮膚温度より外気の気温のほうが高くなり、この環境では特別な場合を除いて運動は中止すべきです
31℃
27℃
35℃
 
厳重警戒する
(激しい運動は中止する)
WBGT28℃以上では、熱中症にかかる危険が高くなるので、激しい運動や持久走など熱負荷の大きい運動は避けるようにします。運動する場合には積極的に休憩をとり、水分補給を行います。ただし体力の低い者や暑さに慣れていない者の運動は中止するようにします。
28℃
24℃
31℃
   
警戒
(積極的に休憩する)
WBGT25℃以上では、熱中症の危険が増すので積極的に休憩をとり、水分を補給するようにします。特に激しい運動においては30分おきくらいで休息をとるように注意します。
25℃
21℃
28℃
   
注意
(積極的に水分補給する)
WBGT21℃以上では、熱中症による死亡事故が発生する可能性が出てきます。このような環境の場合は熱中症の兆候に注意するとともに、運動の合間に積極的に水を飲むように心がけます。
21℃
18℃
24℃
   
ほぼ安全
(適宜水分補給する)
WBGT21℃以下の環境では、熱中症にかかる危険は小さいものの適宜水分の補給は必要です。市民マラソンなどにおいてはこのような環境条件でも熱中症になる場合があるので注意は必要です。

湿球黒球温度(WBGT)

 環境温度の指標として、気温・湿度・輻射熱などが用いられますが、熱中症予防のための指標としては湿球黒球温度 WBGT(Wet-Bulb Globe Tempereture)が有用であるといわれています。
これは人体の熱収支に関る環境因子(気温、湿度、輻射熱、気流)のうち、特に影響の大きい気温、湿度、輻射熱を取り入れた指標です。

屋外で日射のある場合

  WBGT = 0.7 * 湿球温度+ 0.2 * 黒球温度 + 0.1 * 乾球温度

屋内で日射のない場合

  WBGT = 0.7 * 湿球温度 + 0.3 * 黒球温度